ヤング向け婦人服SPA（製造小売業）のフリーインターナショナル（名古屋）は、販売員の英会話教育に力を入れている。各店に置いているノートパソコンで、今年2月から専門講師とオンライン英会話学習ができるようにした。販売員の英語力を高め、インバウンド（訪日外国人）対応を強化する。
東京や大阪、京都、札幌など大都市圏の店で外国人の来店が増えていることから、導入を決めた。福利厚生の一環で、スタッフは一切費用を負担しない。受講は強制ではなく、学びたい人のみが学ぶ。1講義30分程度で、休憩時間など好きな時間にバックルームなどで学習する。現在は各店1、2人程度が学んでいる。「とっさの商品説明など、これまではなかなか言葉が出なかったが、少しずつ英語で応対できるようにになってきている」という。
同社は既に香港に出店しており、今後は中国への出店や商品供給を検討している。東アジア地域に対する発信を強めていきたい考えで、英会話学習は海外で活躍できる人材育成の役に立つとも見ている。
ウェブリオのオンライン英会話サービスを導入した
