ギルドプライム、広域型SC初出店

2015/11/30 06:42 更新


 三陽商会は19日、ららぽーとTOKYO‐BAY(千葉県船橋市)にメンズ・レディスのセレクトショップ「ギルドプライム」を出店した。6店目で郊外の広域型SC(RSC)には初出店。

 「ベイフロー」「アーバンリサーチストア」などと近接する南館1階に開設した。店舗面積は約297平方㍍。東京・渋谷の路面店や都市型商業施設などにある既存店と同様、重厚感のあるレンガを壁面や柱に使い、天井にシャンデリアを付けるなど高級感を出した。商品構成はメンズ、レディス各50%でオリジナル商品は全体の約40%。

 服飾雑貨、時計などを含めて50~60ブランドを揃える。オリジナル商品はカーキ、オリーブや迷彩柄を軸にミリタリーとボヘミアンテイストをミックスしたスタイリングを打ち出す。「ラブレス」ではチェック柄を軸に、ロンドンのベーカー街をイメージした英トラッドを基調にした商品を提案する。価格はアウターで3万円台後半から8万円前後が大半。既存店と同様、20万円前後のリアルムートンアウターなど高額商品も入れる。

 ギルドプライムは東京・青山などに計5店あるセレクトショップ、ラブレスの派生業態。今春は大阪・梅田のイーマと仙台フォーラスに出店した。より高感度で上質なファッションを求める客層の取り込みを狙うディベロッパーと同業態の事業拡大を目指す三陽商会の方針が合致し、ららぽーとTOKYO‐BAYに出店した。

 当面は都市型施設と同じMDを組むが「ショップの独自性を維持しながら、RSCの客層に対応した商品を入れていく可能性がある」(靏博幸セレクトショップ事業部ラブレス・ギルドプライムディヴィジョン長)としている。



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