【知・トレンド】《データを読み解く》
もうすぐ年の瀬。16年はファッションビジネスにとってどんな1年になるのでしょうか。 博報堂は「生活者にきいた2016年生活気分調査」を実施しました。それによると、16年の景気、家計ともに「悪くなる」との予想は減少しました。ただし家計は、「悪くなる」の割合が「良くなる」のそれを上回っています。
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1、家計のゆくえ
景気・家計が「悪くなる」と予想する人は、1年前と比べ10ポイント減少。特に男性は景気が「良くなる」(30%)が「悪くなる」(19%)を上回りました。
2、気持ちのゆくえ
イベントへの参加意欲は昨年より高く、「来年参加したいイベント」は、男女共に1位が「自分へのご褒美旅行」、次いで「花火大会」、「フードイベント」となりました。
《行きたい、参加したいイベント・ランキング》
- 自分へのご褒美旅行
- 花火大会
- フードイベント
- 工場見学ツアー
- 豪華列車の旅
- 夏フェス
- バレンタインの自分チョコ
- 豪華客船の旅
- オクトーバーフェスト
- ハロウィンの仮装
「16年を漢字一文字で表現」は、「楽」を挙げた人が最多で、「少しでも楽しい世の中になってほしい」(男性46歳)、「趣味を充実させて楽しみたい」(女性27歳)、「忍耐が美徳という風潮が一掃され、楽しく生きられる世の中になれば」(女性39歳)との思いが込められています。
《2016年の漢字》
- 楽
- 明
- 忍
- 変
- 希
■2016年生活気分調査 「来年の景況感」(1008人)「来年のイベント」「来年の漢字」(3900人)などを調査