ジャヴァコーポレーションは来春、次世代キャリアを対象とする新ブランド「ベガ」を立ち上げる。「セルフコーディネートでファッションを楽しむ世代」と位置づける20代後半から30代の女性を対象に、シンプルでありながらデザインやパターン、素材、柄でモード感を表現しているのが特徴。次世代キャリア層を対象とする都心立地の百貨店やファッションビル、路面店で展開し、初年度6店程度を出す計画だ。
ベガが想定する女性像は、ブランドネームや特定のスタイルに縛られることなく、単品コーディネートで自由にファッションを楽しむ「働く未婚女性」。そのため、シンプルでありながらも他にない個性的な特徴を持つ単品の提案を重視している。
ブルゾンのようなカジュアル感のあるジャケット、ウエストゴムにラインを入れて〝見せるウエストゴム〟をあしらったパンツ、裏地にテープを圧着し裾部分を切りっぱなしにしたカットソーやスカートなど、一つひとつの商品にモードを感じさせるデザインやパターンを取り入れている。プリントはインクジェットプリントですべてオリジナル柄。
アイテム構成は、春夏物でジャケットやコートが20%、パンツ・スカート20%、シャツ・ブラウス20%、その他、カットソーや服飾雑貨で構成する。服は全てオリジナルで、国内生産が80%以上。バッグや靴などの服飾雑貨は仕入れ商品で揃える。ジャケットが1万9000~2万7000円、パンツが1万3000~1万6000円。
同社は、次世代キャリアを対象とするカジュアルテイストのセレクト業態「ドロワット・ロートレアモン」を広げており、ベガの投入により「両輪で次世代キャリア市場を攻める」考えだ。