仏ケリング、伊セルジオ・ロッシ売却

2015/12/11 14:22 更新


 【パリ=松井孝予通信員】仏ケリングと欧州の投資会社インベストインダストリアルは、ケリングが所有する高級靴メゾン伊「セルジオ・ロッシ」の全株式をインベストインダストリアルに売却することで合意したと、発表した。売却額は未公表。インベストインダストリアルは、セルジオ・ロッシの商標と流通網の全ての商業権を得る。ケリングはこの売却で、同メゾンが戦略的な新パートナーの支えにより長期的な成長を将来期待できると、声明の中で指摘した。

 セルジオ・ロッシは中東、アメリカ、東南アジア、そして日本に直営とフランチャイズを合わせて80店舗を展開する。「グッチ」「ボッテガ・ヴェネタ」「イヴ・サンローラン」などのラグジュアリーメゾンを傘下にもつケリングは、業績不振の「セルジオ・ロッシ」の売却を検討していた。

 インベストインダストリアルは、英アストンマーティン、B&Bイタリアなどをグローバル化を進める企業をパートナーに持つ。アンドレア・ボノーミ同代表は、「私たちは現パートナー企業同様にセルジオ・ロッシを成功へ導きます」と豊富をコメントした。



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