東急プラザ銀座に空港型市中免税店をオープンした韓国のロッテ免税店は3月31日に都内で会見を開き、今後10年で日本での事業規模を1000億円にまで拡大すると発表した。17年に大阪・難波に空港型市中免税店の2号店を出すほか、東京・新宿など大都市に4、5店を出店する考え。14年に関西国際空港内に免税店をオープンした同社は、東急プラザ銀座を皮切りに日本市場を本格的に攻める。
消費税のほか関税などの諸税も免税となる空港型市中免税店は三越銀座店が1月にオープンしたのに続き、福岡三越が4月1日、高島屋新宿店は来年春にオープンするなど参入が相次いでいる。
ロッテ免税店のジャン・ソンウック代表理事は韓国で約35年蓄積した免税店ビジネスのノウハウをベースに、競合を勝ち抜くポイントに挙げた。
①中国500万人、日本80万人の顧客データ分析による品揃え
②人気韓流スターを起用したマーケティング
③中国旅行代理店とのコネクションの活用など・・・