レディスアパレルメーカーのアイアはキャリア向けブランド「ルーニィ」の16年春夏物で、70~80年代のファッショントレンドをベースにしたクリーン&フェミニンなスタイルと、モード感をナチュラルに表現したエフォートレスなスタイルをパンツを軸に提案する。
来春夏にブランド設立35周年を迎えるのを機に、「オフィスで働く女性にアートを届ける」として、画家の寺井ルイ理氏との共同企画のワンピースやプルオーバーなども販売する。
パンツはシルエットの変化がポイント。ポリエステルベネシャンのボリュームあるガウチョパンツ(1万9000円)は膨らみとドレープ性を備えたエレガントな素材感が特徴。格子柄のラッセルレースのガウチョパンツ(2万2000円)はスカートのようなシルエット。太番手の綿による表面の凹凸感が特徴。セルロース「テンセル」の細番手を使用したエレガントなドレープ性が特徴のラップ風ワイドパンツ(2万4000円)も販売する。
そのほか、太デニールのトリアセテート強撚糸を使ったウエストゴムペンシルパンツ(1万8000円)は生地が持つ反発性とドレープ性を生かした。ベーシックなスラックス(1万7000円)はレーヨン混ツイルストレッチで着心地に優れた商品とした。
寺井氏との共同企画ではアートフラワープリントの鮮やかな色彩を生かした商品を揃える。花柄のノースリーブワンピース(2万2000円)は、パウダーのような触感と膨らみ感が特徴のポリエステルソフトデシンを使う。14ゲージのコットン天じくとフラワープリントの生地を合わせたプルオーバー(1万4000円)やニットカーディガン(1万6000円)も販売する。
寺井氏はアブストラクトペインティングを中心に活動するアーティストで今年8月に伊勢丹新宿本店のショーウインドーディスプレーを担当した。
アイアは、「ルーニィ設立35周年を機に、今後、シーズンごとにアーティストと協業する」計画だ。