【パリ=松井孝予通信員】仏LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループの1~9月期の売上高は、欧米と日本の成熟市場での好調維持と、ワイン&スピリッツ部門の急回復が寄与し、前年同期比18%増の225億8800万ユーロ、為替調整後は6%増だった。
四半期の売り上げを比較すると、主力のファッション&レザーグッズ部門は、4~6月期が為替調整後10%増から7~9月期3%増と、成長が鈍化。ワイン&スピリッツ部門は、4~6月期5%増から7~9月期16%増と、リード役となった。
9カ月間の部門ごとの売上高は、ファッション&レザーグッズ部門(「ルイ・ヴィトン」「ジバンシィ」「セリーヌ」「フェンディ」「ケンゾー」「ロエベ」「マーク・ジェイコブス」「ロロピアーナ」「ベルルッティ」など)は、為替調整後前年同期比5%増の88億7200万ユーロ。
パフューム&コスメティックス(「パルファン・クリスチャン・ディオール」「ゲラン」など)は、32億6100万ユーロ。ウォッチ&ジュエリー(「ブルガリ」「ショーメ」「タグ・ホイヤー」「ウブロ」など)は、10%増の24億400万ユーロ。セレクティヴリテイリング(「DFS」「セフォラ」「ボン・マルシェ」など)は、5%増の79億500万ユーロ。ワイン&スピリッツは、7%増の31億2900万ユーロ。