マッシュホールディングスグループのマッシュビューティーラボ(近藤広幸社長)は、ニュージーランドの環境配慮型ホームケアブランド「エコストア」と国内独占販売契約を結んだ。15日に開業するアトレ恵比寿西館の、マッシュグループの店だけで構成する2階に日本1号店をオープンする。世界でも2店目となる。
エコストアは、現地のスーパーマーケットでも広く販売されている、衣料用・台所用洗剤やスキンケア製品の「トップブランド」という。原材料から環境や安全性に配慮して製造。おしゃれな容器にもサトウキビを原材料にした「カーボン・キャプチャー・パック」素材を採用している。500円台からと、日常使いできる価格も魅力だ。
契約の狙いについて近藤社長は、「創業者のマルコム・ランズ氏は、洗濯をしたり手を洗った後の排水、使い終わったパッケージの処分などでいかに環境に害がないものを低価格で提供するかということにこだわっている。こうした『捨てる(際の)美学』で考えが一致した」と話す。
消費者に、日用品を通じてエコに参加したり、毎日を気持ち良く過ごしてほしいという狙いだ。日本ではアトレ恵比寿西館を皮切りに、「ビープル・バイ・コスメキッチン」業態内やECに加え、スーパーマーケットへの卸も計画している。
マッシュホールディングスは昨年、パリのスイーツブランド「ユーゴ&ヴィクトール」とも国内販売で契約した。今後も自社ブランドの販売にとどまらず、他社とも積極的にタッグを組み、企業理念に掲げる〝ウェルネスデザイン〟を広く体現する。