米スポーツメーカーのニューバランスがランニング事業を強化する。特にシューズは、20年までに主要なマラソン大会での着用率と、専門店での売上高で世界1位を目指す。今後、ランナーのコミュニティー化に対応するほか、3Dプリンターを使ってミッドソールをカスタムメードできる新サービスを導入。11月にはランニングに特化したスマートウオッチも発売する。
「ニューバランスはランニングカテゴリーからスタートしており、ブランドにとっては全て」(ランニング部門の国際事業責任者ジェフ・マックアダムス氏)として、高い目標を掲げた。現在、「ニューバランス」ランニングシューズの着用率は、「例えば東京マラソンでは6位、米国専門店での売上高ランキングは2~4位」(マックアダムス氏)。ブルックス、ナイキ、アシックスなど競合の多い分野だが、1~5月はブランドを代表する3モデルの売上高が前年同期比49%増で推移するなど、成長軌道に乗っている。