オアシスライフスタイルグループは8月29日、〝原宿に行けるパジャマ〟をコンセプトに開発した新ブランド「チルストリート」の初の常設店を、東京・表参道ヒルズに開設した。5月にラフォーレ原宿に出店した期間限定店は、計画の3倍を売り上げるなど好評。新しい日常着を提案するブランドの旗艦店と位置付け、初年度1億円の売り上げを目指す。
【関連記事】オアシスライフスタイルグループが新ブランド 〝原宿に行けるパジャマ〟
チルストリートは、家でくつろげる着心地の良さと「原宿まで行ける」デザイン性を兼ね備え、ストリート系の外着兼パジャマにもなる部屋着のブランド。主な対象は20~40代の男女で、ラフォーレ原宿店では薄手のパイル地のTシャツやカーディガン、フード付きアウター、長短のパンツを揃え、Tシャツと短パンは欠品が出るほどの人気だった。ECでも短パンは紺や黒、モカが完売になるなど好調だ。

初の常設店は売り場面積40平方メートルで、米国西海岸の「ラグジュアリーストリート系の店舗」をイメージ。商品はオリジナルのアパレルと、服に合わせる仕入れの雑貨を各50%で構成。30、40代中心に向けて新しいスタイルを提案する。
オリジナルは雲のように柔らかい「クラウドパイル」を使った春夏物6型に加え、独自開発の編み目の細かいニットで作る秋冬物7型。「スムーステックニット」は家で洗えて、乾燥機をかけても縮みや毛玉が発生しにくく、速乾性が高い点が特徴。新たに企画した長袖ポロシャツ、プルオーバーパーカのほか、長短のTシャツとパンツ、カーディガンで構成。年齢や体形を問わない緩めのシルエットで、サイズはXSから新たにXLまでに拡充した。白、黒、紺、茶の4色あり、全て1万円台。内野のタオル地のスリッパやバスローブ、「ロバート・P・ミラー」の靴下やTシャツ、「タイオン」のダウンのバッグも販売する。

9月は大阪のルクアイーレで12日から、新宿フラッグスで16日から約2週間、11、12月も福岡や大阪で期間限定店の出店を予定。旗艦店と期間限定店、ECを含む新ブランド全体で、初年度3億円の売り上げを目指す。