婦人フォーマルの昭和ドレス破産

2015/11/27 06:47 更新


 信用情報によると、婦人フォーマルウエアの昭和ドレス(東京、福田勝美社長)は26日、東京地裁に自己破産を申請した。負債総額は約2億円。

 同社は1940年創業の旧・昭和ドレスから婦人服事業を新設分割により譲り受けて2008年にスタート。旧・昭和ドレスは婦人フォーマルドレスを主体に婦人服のOEM(相手先ブランドによる生産)も手掛け、全国の百貨店や量販店を中心に受注基盤を形成、97年12月期に年商27億円強を計上していた。

 その後、厳しい経営が続き、同社を新設して再スタートを切ったものの、年商は10億円台前半にとどまり、店舗費用や物流経費などの負担もあり、低調に推移していた。近年は主要取引先や提携先への支援要請などを含めた経営改善策を模索していたが、その調整も困難となった。



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