高島屋、百貨店で増収増益目指す

2016/04/14 06:03 更新


 高島屋は16年度、百貨店で増収増益を目指す。百貨店の営業収益は前期比1・3%増の7756億円、営業利益は9%増の124億円を計画。「消費環境は楽観できないが、街づくり戦略で街や館の魅力を最大化していく」(木本茂社長)として、東神開発などグループ力を活用した営業施策を強める。

 百貨店の業績は、引き続き、堅調な高額品やインバウンド(訪日外国人)の需要などが押し上げている。15年10月に新設した高級時計専門館「ウオッチメゾン」の売り上げが上期の増収に寄与し、インバウンド需要を取り込む。ウオッチメゾンは年間売り上げ50億円を見込む。昨秋開設した外商専用サイトは会員7000人を獲得し、8月から決済機能を付加して本格稼働する。

東京・日本橋に開設した「タカシマヤウオッチメゾン」


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