日本政府観光局によると、今年1~11月の訪日外国人客数は前年同期比約47・5%増の1796万4400人となり、累計で過去最高を更新した。11月は前年同月比41・0%増の164万7600人となり、11月として過去最高を記録した。
円安基調や燃油サーチャージの値下がりなどの好条件が重なり、引き続き高水準で伸ばしている。 市場別ではロシアを除く19市場が11月として過去最高を更新した。マレーシアは単月としても最も高い数字を記録した。
中国の11月の訪日客数は前年同月比75・0%増の36万3000人。日本の紅葉人気の高まりや、クルーズ船が前年の3倍のとなる約30隻寄港したことなどが需要を支えている。
12月はシンガポール、マレーシア、インドネシアなど東南アジアから学校休暇、香港やカナダからクリスマス休暇を活用した訪日旅行の需要が期待される。昨年12月の訪日客数は123万人だったため、15年(1~12月)の累計人数は1900万人を突破することは確実と言えそうだ。