ユニクロは25年秋冬、セーターを拡販する。前季から据え置きの税込み9990円で販売するカシミヤセーター(クルーネック)のほか、トレンドのショート丈も加わったメリノウール、独自開発でチクチクしにくい「スフレヤーン」、スウェットシャツ感覚で着られる「ウォッシャブルミラノリブ」の4タイプで計40型、100色のバリエーションを訴求し、客層拡大を図る。
【関連記事】ユニクロ、ユニフォーム事業拡大の狙いとは? 早期に中核事業の一つへ
ベーシックな色やデザインが主力だが、今秋冬はメリノウールでウィメンズのポロセーター(3990円)を出す。残暑が続く時期にTシャツ感覚で着られる半袖もあるほか、股上の深いワイドシルエットのパンツと相性の良いショート丈のクルーネックカーディガンはメリノウール(3990円)とカシミヤ(1万2900円)で企画した。
アクリルとポリエステルにウールとポリウレタンを組み合わせることで肌触りを良くしたスフレヤーンのシリーズでもショート丈で羽織りとして使えるカーディガン(3990円)を出す。自宅で洗濯できるミラノリブのシリーズは色数の豊富なクルーネック(3990円)やシャツ襟のカーディガン(4990円)をメンズで企画した。
グローバルMD部の中野正海ウィメンズ部長はユニクロのセーターの強みを「品質と手入れのしやすさ、デザイン、色バリエーション、価格だ」と説明し、拡販のために今秋冬は「テレビCMやSNSでの訴求を通じて商品価値を伝えていく」と話した。