ユニチカ セーレンへのポリエステル関連売却 受け皿会社設立、78億円で譲渡

2025/09/02 16:45 更新NEW!


 ユニチカは6月20日にセーレンと基本合意した岡崎事業所(愛知県岡崎市)のポリエステル関連事業売却について、譲渡方法を9月2日の取締役会で決議した。受け皿となる新会社を設立し、これを78億円でセーレンに売却する。譲渡日は26年1月1日。

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 ユニチカ及び100%子会社の日本エステルの対象事業を分割し、12月26日に設立する新会社(名称未定)に承継する。対象事業は、ユニチカがスパンボンド事業、ポリエステル高強力糸事業、ポリエステル短繊維事業と、ポリエステル高強力糸及び合繊紡績の外部委託加工事業。日本エステルがポリエステル重合事業、ポリエステル長繊維事業、ポリエステル短繊維事業。

 対象事業の売上高(25年3月期)はユニチカが187億9600万円、日本エステルが139億4800万円で合わせて327億円超。分割対象の資産及び負債(3月末時点)はユニチカが資産95億2300万円、固定負債12億9100万円。日本エステルが資産61億500万円、固定負債8億9100万円。土地は計32万平方メートル。

 今回の譲渡に伴い、ユニチカは26年3月期連結決算で54億円(うち単体で35億円)の特別損失計上を見込んでいる。



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