ブライダルデザイナー、桂由美さんの創作活動が昨年50周年迎えたのを記念した舞台「桂由美物語」が26日まで、東京・日本橋三井ホールで上演されている。桂さんを演じるのは森口博子さん、服飾専門学校を経営する母親役を汀夏子さんが演じている。上演後には毎回、著名人や東日本大震災の被災者、一般公募のカップルが観客の前でシビルウエディング(市民結婚式)を行う。初日の23日に挙式をしたのは、舞台の出演者でもある女優の高樹澪さん。司式者は橋本五郎読売新聞特別編集委員が務めた。
フィナーレは出演者全員が桂さんデザインのドレス姿で登場した。桂さんもフィナーレの舞台に立ち、「ずっと前に進んできたので後ろを振り返る暇がなかった。演じて下さって感謝している。50年は長いが、もう10~15年は頑張らないといけないと思っている」とあいさつした。同公演の売り上げの一部は福島の復興支援にあてられるほか、会場で熊本地震のチャリティー募金も行っている。