ピックアップニュース

《経通し職人は未来を作る㊤》新たな働き方示す 未経験でも子供がいても

2025/09/10

 生地を織るために必要不可欠な工程である「経通(へとお)し」。裏方の仕事として捉えられ、高齢化や担い手不足が深刻化していた工程の一つだが、浜松市を中心とする遠州産地でその職人を目指す人が増えている。ある一人の移住者...

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日本の繊維産業を守るために 賃上げが焦眉の課題 労務費は価格転嫁を

2025/09/10

 経営者は真剣に考えなければ。甘えはもう通じない――本紙で7月28日付から8月1日付にかけ、産地で働く入社10年未満の144人の本音をまとめた。「服や繊維に関心がある」「世界でも有数の産地で面白い生地を作れる」と意...



小売り・アパレルは過当競争から脱却へ より稼げる時代の先駆者は百貨店

2025/09/09

 前回のお話に続いて、供給面での変化を見ていきたいと思います。小売り・アパレル業界全体で、店舗数、売り場面積が増加し、過当競争で苦しめられてきた時代はすでに終焉(しゅうえん)を迎えています。(UBS証券 調査本部マ...



《ブランドマーケティングとは何か⑪》関係性の時代を生き抜く〝らしさ〟

2025/09/09

 全10回にわたり、ブランドとは何か、どう設計し、どう育てるかを解説してきた。本連載の締めくくりとして、本稿ではこれからの時代におけるブランドマーケティングのあり方について展望する。【関連記事】《ブランドマーケティ...



韓国ブランドへの商機を見いだす日系繊維企業 日本製生地や製品納めをアピール

2025/09/09

 フードやコスメ、ドラマ、音楽――。韓国カルチャーが世界を席巻する中、Kファッションも勢いを増している。その潮流に商機を見いだすのは日系の生地コンバーターや商社の現地法人。高品質な日本製素材や製品納めの提案を強め、...



《ルクア大阪が動く~竹中靖社長に聞く㊤》新館に4層のキャラクター売り場

2025/09/09

 JR西日本SC開発は、ルクア(東館)、ルクアイーレ(西館)に次ぐ3館目のルクアとなるルクアサウスを26年春、JR大阪駅南側のサウスゲートビルディング10~15階に開設する。既存のルクア大阪の改装にも着手する。サウ...



シップスと御幸毛織、オリジナル服地開発で協業 何年先も着られるスーツが完成

2025/09/09

 シップスと高級服地・スーツを製造販売する御幸毛織が協業した商品が9月に発売された。工場の視察や話し合いを重ね、オリジナル服地を約1年かけて開発。その服地で仕立てたメンズスーツが全国のシップスの店舗で扱われている。...



【記者の目】SCが新規事業を加速する背景 既存ビジネスとの相乗効果が鍵

2025/09/08

 複数の大手SCディベロッパーが主力のSC運営以外の事業拡大を加速している。直営店の強化や新規分野への取り組み、自社グループ以外の施設のリーシング・運営受託業務の拡大などだ。中長期的に既存のSC事業で大きな成長が見...



《特定技能最前線~国内縫製の新戦力㊤》待望の人材に高まる期待

2025/09/08

 特定技能外国人を受け入れる国内縫製業が出てきた。24年4月、在留資格「特定技能1号」の工業製品製造業分野の新たな業種に縫製が追加されてから1年半。日本人技術者とともに国内の物作りを支え続けてきた外国人材が、これま...



専門店レディス9月の売り場観測 ブラウン推しで秋のムード

2025/09/08

 残暑の影響で夏セール品の販売期間を延長した店も多く、秋物の投入は遅くなっている。ニットアイテムやアウターが本格的に出揃うのは10月以降になりそうだ。色や素材を秋っぽくした薄手のブルゾン、半袖セーターなど、この時期...