福岡・天神のワンビル開業4カ月、売り上げは「想定通り」 来街者の増加が周辺施設にも波及

2025/09/17 15:00 更新有料会員限定NEW!


新たなランドマークとして来街者を天神に引き寄せるワン・フクオカ・ビルディング

 西日本鉄道の大型複合施設「ワン・フクオカ・ビルディング」(ワンビル)が4月24日に開業して4カ月が経過した。開業当日は8万人が来館し、8月10日に延べ500万人を突破した。現在は1日平均4万人が来館し、西日本鉄道の林田浩一社長は現状を「想定通り」と見ている。周辺の商業施設も一部百貨店での競合はあるものの、おおむね影響はみられない。ワンビルが単にモノを買う場所の提供ではなく、出会いの場や鉄道、バス事業にも好影響をもたらすことを重視し、街全体の活性化や魅力アップへの寄与が期待される。

【関連記事】福岡市中心部、ワンビル開業で魅力向上へ 街の活性化に期待

飲食・食物販が好調

 ワンビルは民間の建て替えを促す福岡市主導の「天神ビッグバン」プロジェクトの一つとして、20年3月に閉館した天神コア、天神ビブレ、福岡ビルの跡地を一体開発した大型複合施設。地下4階・地上19階建てのビルで、約130のテナントが集積する商業エリアやオフィス、ホテルなどで構成する。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定ピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事