メゾン・キツネ・ジャパンは20日、東京・代官山に「メゾン・キツネ」国内3店目の路面店をオープンした。新店は1、2階の2層で約140平方㍍。旧山手通りの裏通りに新築した白木の格子に囲まれた和風モダンな建物にオープンした。
新店には昨年改修が始まったホテルオークラ東京・本館へのオマージュが込められている。多くのクリエーターに愛されたジャパニーズモダンを代表する建物の魅力を、同ブランドのデザイナー黒木理也が新店の至るところに盛り込んだ。
玉砂利が敷かれたエントランスを入ると店内には柔らかい光が差し込む。目を引くのは大きな窓にはめこまれたキツネの意匠の格子。その向こうには竹の木が揺れる。さまざまな白木をパッチワークした床や階段が、静かな空間を表情豊かに彩る。
全体的に優しい印象で、フィッティングルームの市松模様の絨毯(じゅうたん)やジャカードの壁も柔らかな色でまとめた。ギャラリーのような店内には通常よりも厳選した商品がすっきりと並ぶ。シューズやソックスなどの仕入れ商品も揃う。