《解説》一般医療機器のリカバリーウェア 懐疑層も取り込み広がる市場

2025/09/11 07:59 更新有料会員限定NEW!


半袖シャツが3960円という値頃な価格が話題となったMTGの「ReD」(7月に大阪市内で開いた展示会)

 一般医療機器のリカバリーウェアが売れている。元々、疲労には多くの人が悩まされ、その対策に関心を持つ人は多かっただろう。そこに疲労回復の効果をうたえる一般医療機器のカテゴリー「家庭用遠赤外線血行促進用衣」が新設された。これにより、リカバリーウェアの効果・効能に懐疑的だった消費者層も含めて〝お試し〟需要を取り込めたと考えられる。その裏側で特定の企業による医療機器参入サポートビジネスが拡大。リカバリーウェア市場の敷居が下がり、市場に参入する企業が増えている。価格と販売チャネルともに幅が広がり、膨らむ需要をつかんでいる。

(小堀真嗣)

【関連記事】リカバリーウェアの利用者は約4% 購入のきっかけはテレビ マイボイスコム調べ

安さが話題に

 昨今の話題といえば、ワークマンの「メディヒール」やMTGの「ReD」(レッド)といった値頃な商品の登場だ。とりわけ価格が注目される理由は、これまでのリカバリーウェアの中心価格帯がウェアで1万円を超えていたからだ。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事