一般医療機器のリカバリーウェアが売れている。元々、疲労には多くの人が悩まされ、その対策に関心を持つ人は多かっただろう。そこに疲労回復の効果をうたえる一般医療機器のカテゴリー「家庭用遠赤外線血行促進用衣」が新設された。これにより、リカバリーウェアの効果・効能に懐疑的だった消費者層も含めて〝お試し〟需要を取り込めたと考えられる。その裏側で特定の企業による医療機器参入サポートビジネスが拡大。リカバリーウェア市場の敷居が下がり、市場に参入する企業が増えている。価格と販売チャネルともに幅が広がり、膨らむ需要をつかんでいる。
(小堀真嗣)
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安さが話題に
昨今の話題といえば、ワークマンの「メディヒール」やMTGの「ReD」(レッド)といった値頃な商品の登場だ。とりわけ価格が注目される理由は、これまでのリカバリーウェアの中心価格帯がウェアで1万円を超えていたからだ。
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