連載

《素材メーカー・商社の24年4~9月決算分析⑤》繊維専門・メーカー系商社繊維部門 価格改定、構造改革進め堅調

2024/12/06

 繊維専門・メーカー系商社繊維部門の24年4~9月決算は、前年同期がコロナ禍からのリベンジ消費の追い風で好調な企業が多かっただけに苦戦が予想されたが増収増益が目立ち、堅調といえる。 原材料費の高止まりや円安基調によ...

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《素材メーカー・商社の24年4~9月決算分析④》大手・総合商社繊維部門 海外事業の回復目立つ

2024/12/05

 大手・総合商社繊維部門の24年4~9月連結決算は、国内アパレル市場でインバウンド需要がけん引するも、全体としてコロナ禍後のリベンジ消費の終息などが影響して軟調だった。一方、海外市場では欧米を中心に景気の回復基調を...



《インドネシアは今㊦》米中貿易摩擦がチャンスに 「厳しい1年」が過ぎ反転攻勢へ

2024/12/05

 繊維製造業は在庫調整や安価な中国製品の流入で厳しさが続き、高付加価値化などの収益体質改善が急務だ。業績は前期比で見ると、増収増益を予想する企業が多く回復傾向。極端な在庫調整も今後やや落ち着くと見ており、米中貿易摩...



《M&A増勢の背景④》縮む市場で一つの選択 成長のための「時間買う」

2024/12/05

 ワールドは11月末、OEM(相手先ブランドによる生産)の三菱商事ファッション(東京)を完全子会社すると発表した。外部への投資は、本社とグループの投資会社を使い分ける。今回は本社案件だが、これからライトオンの再生に...



《素材メーカー・商社の24年4~9月決算分析③》染色加工 事業環境で明暗分かれる

2024/12/04

 染色加工は現場の人手不足や受注量の縮小など厳しい事業環境にあるが、高付加価値加工やテキスタイル販売、資材事業など好調な企業もあり、明暗が分かれた。【関連記事】《素材メーカー・商社の24年4~9月決算分析②》紡績 ...



《インドネシアは今㊤》中間層が買い控えの局面 富裕層は嗜好が多様化

2024/12/04

 幅広い繊維、小売企業が進出しているインドネシア。日系企業はいま、事業戦略の転換期に差し掛かっている。インフレや付加価値税の増税などで中間層を中心に消費は低迷し、マーケットの二極化が加速しつつある。川上から川下に至...



間違いだらけの売り場支援⑥ 研修は売り場で再現しやすいように

2024/12/03

 研修を行ってみたものの、売り場に帰るとすっかり忘れられてしまうことはないでしょうか。研修は「その後」が本番ですが、その意識を持ってもらうためには、研修後に実行しやすい形に落とし込んだり、サポートがしやすい状態にし...



《素材メーカー・商社の24年4~9月決算分析②》紡績 繊維事業は損益改善の兆し

2024/12/03

 紡績企業の4~9月連結決算は、富士紡ホールディングス(HD)とオーミケンシが増収、シキボウを除く3社が増益あるいは損益改善となった。繊維事業は売上高が低調だった一方、損益は改善が見られた。【関連記事】《素材メーカ...



《M&A増勢の背景③》成長の好機だが、リスクも背中合わせ

2024/12/03

 売り手、買い手の双方にとって好機になりえるM&A(企業の合併・買収)だが、リスクも背中合わせだ。小口のM&A件数が積み上がると、実際にトラブルも目立ち始めた。ある投資会社が仲介経由で次々と会社を買...



【軌跡】《和歌山から世界へ アウトドアセレクト店「オレンジ」㊤》EC主力でも血が通うビジネスを

2024/12/02

 高野山のふもとに位置し、みかん産地として知られる和歌山県かつらぎ町。人口約1万6000人の小さな町に、アウトドア愛好者によく知られるショップがある。その名は「オレンジ」。同町でEC店を運営していたミモナ社長の池田...