コラム

《めてみみ》最適なサービス

2021/12/08

 昨今はフェイクグリーンと呼ぶらしいが、人造の観葉植物を買いに生活雑貨店に出掛けた。程良い枝ぶりの商品を見つけ、レジまで運ぶ。いざ支払いの段になると、係員いわく「これはお売りすることはできません」。 備品であり、売...

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《視点》おもてはし

2021/12/08

 先日、兄と記者の家族で久々に外食に出掛けた。兄が選んでくれたのは、産地や旬の素材にこだわった和食と、焼酎などを提供する和み系ダイニング。心のこもった料理、目利きの店長お薦めの酒の品揃え、丁寧な接客など、どれも満足...



《めてみみ》売れる共通点

2021/12/07

 売り場の定点観測で渋谷と原宿のメンズセレクトショップを取材した。11月は中旬以降、気温が下がり、どの店もある程度客足が戻ったが、店によって売れたものが違った。 ある店では月末の急な冷え込みでアウターが売れたが、動...



《視点》DXと属人性

2021/12/07

 繊維・ファッション業界はサプライチェーンの各段階において、それぞれの職能者が高い技術と知識・ノウハウを持ちながら、分散して存在している。この優れた〝属人性〟が連携することで産業が成り立ってきた。しかし、コロナ下に...



《めてみみ》手を入れて長く使う

2021/12/06

 今年もあと1カ月弱。振り返ると、SDGs(持続可能な開発目標)という言葉が一般生活者まで浸透し始めた年だったのではないか。ファッション業界でも引き続きサステイナブル(持続可能な)というキーワードを抜きには語れない...



《めてみみ》人という〝ソフト〟

2021/12/03

 「SNSを全く活用していない物販店はない」。ある都心商業施設で聞いた。本部のみでSNSを運用している企業以外は、個人や店のアカウントで店舗スタッフが発信しているという。スタッフの関心はフォロワーを増やし、来店につ...



《めてみみ》経済産業行政の役割

2021/12/02

 経済産業省が今年に入り、ファッションビジネスに関する会議を相次ぎ新設している。繊維・アパレル業界を所管する生活製品課が「繊維産業のサステナビリティに関する検討会」を2月に発足し、7月に報告書を策定。続いて、産業構...



《視点》互いに手を取り合って

2021/12/02

 この間、中小・個人企業の取材で「環境配慮型の意匠を凝らした素材や副資材が少ない」「サステイナブル(持続可能な)素材を仕入れたくても、ロットが足りずに発注できない」などの話が頻繁に出る。今年リブランディングしたある...



《めてみみ》上海の空間体験

2021/12/01

 上海に、注目のSCや初進出のブランドが多数開店している。SCは北外灘来福士、前灘太古里、瑞虹天地太陽宮、久光センターまで10万平方メートル超の大型が出揃い、どんな新しいテナントや刺激があるか注目だった。 太古里は...



《視点》働きがいも経済成長も

2021/12/01

 昨年子供を授かり、NHKのEテレを見る機会が増えた。すると、SDGs(持続可能な開発目標)を学ぶ番組が度々放送されていることに気が付いた。記者は平成初期の生まれだが、今の子供たちは、地球環境や人権、経済・社会など...