コラム

《視点》手形の恐怖

2021/03/25

 政府は26年をめどに、約束手形を廃止する方針を決めた。売り掛けの証書とも言える手形は、受け取った際には現金化まで待たされ(もしくは割り引かれ)、支払いに使えば決済日までに資金を用立てする必要がある。手形のおかげで...

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《めてみみ》ラストワンマイル

2021/03/24

 「上海は何でも手に入る」と言われたため、スーツケース大小二つで渡ってきたが、長期生活するには服が少なすぎた。パンデミック(世界的な大流行)の最中でもゴルフバッグやスーツケース五つを機内に持ち込んでいた人には驚いた...



《めてみみ》挑戦できる企業風土

2021/03/23

 大手百貨店で社内ベンチャーによる新規事業開発が相次ぐ。以前から業務改善や新規事業のアイデアを募集し、起業を育成・支援する制度はあったが、事業化までに至る例が少なかった。コロナ禍で、事業ポートフォリオそのものを変え...



《視点》検索コマンド

2021/03/23

 先日、10年以上探していた本をネット検索で見つけることができた。小学生時代に読んだSF短編集で、その中の一編を数年に一度読み返したくなるが、タイトルがわからず諦めていた。そんな長年の謎が、探し方を変えれば、わずか...



《めてみみ》踏み込むデザイナー

2021/03/22

 21~22年秋冬デザイナーコレクションで、サステイナブル(持続可能性)に対する考え方が一段と変化した。これまでハイファッション=ぜいたく品として、サステイナブルとは縁遠いブランドも多かった。しかし、環境が変わる中...



《めてみみ》ヤンゴンの銃声

2021/03/19

 「デモが頻発し、銃声が聞こえる。怖くて外に出られない」。国軍のクーデターでこれまでの生活が一変したミャンマー。「デモに加わったと疑われ家宅捜索された日本人駐在員がいる」「軍に車を止められ銃を突き付けられた」「デモ...



《視点》社内プレゼンを通すため

2021/03/19

 先日、あるメンズセレクトショップのバイヤーを取材していた際、「同じカジュアルウェアを作り、売っているにもかかわらず、手頃な価格帯のオリジナルブランドが苦戦する一方、やや値は張るものの好調を維持するドメスティックブ...



《めてみみ》生きやすい世の中

2021/03/18

 真っ赤な装丁が目を引く書籍『武器としての「資本論」』。混迷の時代を乗り切るための羅針盤を探したくなるからか、資本論を取り上げた本が売れているという。この本に刺激を受け、解き切れない疑問を抱いていたところに、著者の...



《視点》対話を重ねる

2021/03/18

 TSIの「パーリーゲイツ」が堅調だ。第3四半期(20年9~11月)は同社の上位10ブランドのうち、最も高い増収率(派生ブランド含め3.2%増)を示した。新型コロナウイルスの感染リスクの少ないレジャーとしてゴルフ自...



《めてみみ》上海の満開の桜

2021/03/17

 上海は最近、寒い日が多かったが、日曜から暖かくなり、桜がほぼ満開となった。この間、新型コロナウイルス感染者も市民から全く確認されておらず、穏やかそのもの。地下鉄や商業施設は別として、屋外ではマスクを着用せずに歩く...