素材・製造・商社

東レの婦人・紳士衣料事業部 長い夏で機能素材が売れる

2025/07/25

 東レの婦人・紳士衣料事業部が堅調だ。夏の猛暑と暑い時期の長期化を背景に合繊が得意とする機能素材の引き合いが増えている。大手SPA(製造小売業)や有力セレクトショップ、アパレルメーカーなどで販売を伸ばしている。暑さ...

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《イタリア企業の現在地㊤》関心はトランプ関税と為替変動 事業環境は厳しくも前向き

2025/07/24

 26~27年秋冬向けファッションテキスタイルの商談が本格的に動き出した。米国の関税措置や為替変動、地政学的リスクなど事業環境を取り巻く環境は不透明さを増し、ファッション消費の低迷も続く。7月に開かれた国際素材見本...



伊賀組みひもの糸伍 「クラフトテック」に参加 南アフリカのデザイナーと協業

2025/07/24

 伊賀組みひも製造の糸伍(三重県伊賀市、松田智行社長)は、日本の伝統工芸と現代的なアイデア・技術をつなぐプロジェクト「クラフトテック」に参加し、海外のデザイナーと組んでアート作品を制作する。(小坂麻里子) 松田社長...



《26~27年秋冬欧州テキスタイルトレンド㊦》定番のチェックに遊び心 上質な柔らかさもポイント

2025/07/24

 伊素材見本市ミラノウニカ26~27年秋冬で立体感や躍動感、輝きがキーとなった。秋冬の定番柄のチェックでも、そのテクニックが光る。絣のような見た目の生地も多い。素材本来の柔らかな肌触りもポイントだ。(関麻生衣、写真...



《天然繊維市場のゆくえ㊦》羊毛 需給バランス維持で価格は安定

2025/07/23

 世界のアパレル・ファッション用途に使われるウールは、豪州のメリノウールが大半を占める。その豪州の牧羊業界が、厳しい経営環境に陥っている。供給側(牧場側)は、たびたび起こる干ばつ、エネルギーや飼料などの高騰が経営を...



《26~27年秋冬欧州テキスタイルトレンド㊤》動きを加える技巧 立体感で視覚に訴える

2025/07/23

 伊素材見本市のミラノウニカ(MU)26~27年秋冬が7月に開かれた。MUがトレンドテーマで鍵とした、立体的な表面感や視覚効果で動きを加えるテキスタイルが引き続き良さそうだ。ラメやスパンコールが輝きを放つ華やかな雰...



ソーイング竹内 ユーチューバーとの共同企画で発信強化

2025/07/23

 兵庫県多可町の縫製業、ソーイング竹内は、ユーチューバーなどとの協業企画を積極的に実施している。8月には協業で細部にまでこだわったキッチンエプロン「ザ・タブリエ」を販売する。また、大阪・関西万博にも参加し、ユーチュ...



《天然繊維市場のゆくえ㊤》綿花 生産は上方修正も消費が伸び悩む

2025/07/22

 衣料品にとって主要な繊維原料である綿花や羊毛。いずれも相場があり、世界の需給に応じて変動する。昨今は最大の消費国である中国市場の不振で需要は低調に推移している。米国の関税措置が世界経済やサプライチェーンに与える影...



岐阜の物作り集団ファンズユニット、障害者をクリエイターに NAPSと組み活動支援

2025/07/22

 岐阜を拠点に縫製や後加工、検品、物流を行う物作り集団、ファンズユニット(中原健社長)とNAPS(中原健代表)は、障害者の才能を生かしたクリエイター集団へ育成し収入を得ようとしている就労継続支援B型事業所「アフター...



小松マテーレ 社内開発コンペの投票をミラノウニカで実施 社員の士気向上へ

2025/07/22

 海外で社員の士気を高める――小松マテーレは7月にイタリアで開かれた国際素材見本市のミラノウニカ(MU)で、社内開発コンペティション「リ・クリエイション」の投票を行った。技術者と営業がチームを組んで開発した素材をパ...