アシックスの国内シューズ生産子会社、山陰アシックス工業(鳥取県境港市、横石廣美社長)は2月9日から新工場棟の建設ならびに改築に着手する。
日本製の特徴を生かした高付加価値商品群の生産体制を強化するとともに、アシックススポーツ工学研究所と連動した技術革新やグループ全体の生産工程改善のテストの場として活用していく。稼動は17年4月の予定。
新工場棟は鉄骨構造で敷地面積は1万7312平方㍍、延べ床面積9830平方㍍。太陽光発電やLED(発行ダイオード)照明を配備し、テクニカルボイド(中庭)を設置することで換気や採光を効率化。従来型設備と比較してCO2排出量、水道光熱費ともに約12%削減できる省エネルギー型設備を導入し、環境保全や労働環境にも配慮する。
主な製造商品はトップアスリート用を含めたスポーツシューズや「オニツカタイガー」の“ニッポンメイド”などのファッションスニーカー、高機能革靴、ワーキングシューズなど。従業員は現在、約250人で日産2300~2400足だが、生産効率は10%程度上がる見通し。
アシックス、鳥取にシューズの新工場
2016/01/19 16:16 更新