大手百貨店の25年度上期の業績がまとまった。近鉄百貨店を除いて、減収減益だった。最大の要因はインバウンド需要の減速で、免税売上高は前年同期比20~30%減少した。前年に円安による内外価格差で高額品が追い風を受けて急伸した反動に加えて、今年3月以降の円高傾向やラグジュアリーブランドの値上げによる売り上げの減少を強いられた。通期は下期に外部要因が和らいで、売り上げ、利益が上向き、増収増益への転換や減少幅の縮小で業績が改善する見通しだ。
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各社2~3割減
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