ボンマックス、リーで作業服市場へ

2016/01/15 05:00 更新


 ユニフォームメーカーのボンマックス(東京)はリー・ジャパンと、「リー」の作業服の製造と国内向け卸のサブライセンス契約を結んだ。成長戦略の一環で、ワークウエア市場に再参入する。おしゃれな〝アメカジ〟テイストの作業服で、建設業や農業、カフェなどの従事者向けに提案する。2月から販売、初年度売上高は2億円を目指す。

 同社は92年に女子オフィス主体に切り替えるまで、主にワークウエアを製造していた。現在の売り上げ構成比は、女子オフィス系65%、カジュアル系35%。ただ、ユニフォームの国内市場は5595億円で、そのうちオフィスが933億円、ワーキング1962億円という調査結果があり、「成長のためには市場が大きいワーキング市場に打って出る必要がある」と判断した。

 ワークウエア市場は競合が多いものの、最近は非正規雇用など企業が制服を支給しない労働者が増加、個人消費者向けの新しい市場ができつつある。そこに着目し、リーとの提携で差別化を狙う。既存の法人需要とは異なり、今後は「男性ファッション誌がワーク特集を組むなど、個人消費ではファッション性やブランドが重視される」と見ている。

ボン、リーワークウエア
米国の労働者をモデルに撮影したカタログも

米国の労働者をモデルに撮影したカタログもリーワークウエア女性米国の農場や建設現場で労働者をモデルに撮影したカタログも発行し、2月から販売

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