デサント、トレーニング分野を強化

2016/01/25 06:00 更新


 デサントは16年秋冬、アスレチック事業の主力ブランドで、トレーニング分野を強化する。「デサント」のトレーニングラインでは、大手スポーツ小売りチェーンで展開する集積売り場を拡充。コーナー売り場を増やし、ブランド発信力を高める。一方「ルコックスポルティフ」のアスレチックラインでは、国内売り上げ(服飾雑貨含む)の約7割を占めるトレーニングカテゴリーを再編。ランニング・フィットネス・ヨガシーンに対応できる商品群「ランニング&フィットネス」と、トレーニングだけでなくタウンシーンにも使える商品群「マルチ」とに大別した。

 現在、社名ブランドであるデサントは全国の大型店内にブランドショップを20カ所(複合ショップ含む)設けているが、16年秋冬シーズンまでにさらに20カ所出し、計40カ所に増やす。標準的なショップの広さは25平方㍍と50平方㍍の2パターンで新規に増やす売り場は25平方㍍規模が中心。

 MD面では、様々なトレーニングシーンに適した機能を搭載した「タフ」シリーズが好評のため、それらと組み合わせて使える新アイテムを出す。その一つである「アクティブスーツ」はスエットの商品群で、防風や吸水、保温性に富んだ素材を使ったミドラーなどを出す。メンズは8型、レディス6型で、ジャケット9300~1万900円、パンツ7300~8900円。このほか、細身のシルエットながら、動きやすさに配慮した独自のカッティングによるパンツも強化。16年秋冬にはデニム調で吸汗速乾やタフネス性能を備えた新たな商品群「タフデニム」も追加する。

ルコック本当の出稿用
ルコックスポルティフのアスレチックラインでは、ラン・フィットネス市場に本格参入する

 

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