グランマママドーター、出店増で快調

2016/01/22 06:17 更新


 ジーンズカジュアルメーカーのチームキット(京都市)は、レディスブランド「グランマママドーター」の出店を増やして売り上げを伸ばしている。16年2月期の売上高は、前期比20%増の4億4000万円を見込む。3月には、伊勢丹立川店、玉川高島屋SC(4カ月半限定)に出す。

  現在の店舗数は5店で、15年秋冬は、ジェイアール名古屋高島屋、静岡伊勢丹に出店した。知名度向上のために期間限定店も積極化しており、東急東横店、伊勢丹浦和店、岩田屋本店、天満屋岡山店などに出した。30代前半~40代を主対象としているが、百貨店では50代までの幅広い客層をつかみ、客単価が伸びている。百貨店も、ノンエージに訴求できるブランドの導入を積極的に進めているため、出店オファーが増えている。

  ベーシックだが少しひねりの利いたデザインが特徴で、チノのプリーツスカート(1万6000円)は、1品番で売り上げの1割を占める。丸襟のコットンシャツ(1万2000円)も定番で売れている。シーズンカタログなどでは、モード感のあるスタイリングを打ち出しており、デザイナーブランドとの買いまわりもあるという。

  今期の全売上高は、約9億円の見込み。ショップはグランマママドーター以外に、メンズ業態「カトー/トリプルエー」、メンズレディス業態「ミュージアム・オブ・ユア・ヒストリー」、専門店のピーナッツファーム(大阪市)がFC運営するメンズレディス業態「シックスティーワンアロー」がある。卸の売上高は、全体の45%。

丸襟のシャツやチノのプリーツスカートが定番人気



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