バッグのはちや、秋以降再び成長軌道に

2016/01/06 06:38 更新


 レディスバッグ、小物などの製造販売、はちや(大阪市)が顧客データベースに基づいた、きめ細かな施策で成長性を取り戻している。顧客を様々な指標で分類し、それぞれの特性に応じた告知、サービス、商品を提供するようになった。前年度(15年12月期)は特に、下半期に売上高が伸び、18億200万円(前年同期比2%増)を見込む。

 同社のブランドは伝統とトレンドを融合した装飾的な「シンクビー」。ビジネスの中心になるのが、年5回発行するカタログ。これを見た人が直営店、百貨店催事、ECサイトへと流れる。その根底にあるのが、23万5000人いる顧客のデータベース。

 現在のカタログを始めた5年前は4万人で、6倍近くに達した。これまではいくつ購入したかなどの分析が中心だったが、最近は立体的に解析している。直近購買日、購買頻度、購買金額の指標で顧客をグループ化するRFM分析を取り入れるなど、顧客属性が三次元で読み取れるようにした。

クリスマス需要向けハートモチーフのバッグ

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