14日にインドネシア・ジャカルタで起きたテロ事件は、日系繊維企業にもショックを与えた。1階がテロの現場となったビルにはクラボウの現地子会社クマテックスが入居しており、日本大使館や出張者がよく使用するホテルもすぐ近くだ。
クラボウは、子会社クマテックスの現地駐在員、スタッフなどに被害が無いことを確認し、15日は自宅待機。18日からは通常営業を予定している。
ジャカルタ市内に現地法人や事務所を持つ東レや帝人フロンティア、ダイワボウホールディングス、日清紡ホールディングス、シキボウ、YKKは通常営業を続けており、現地スタッフなどにも被害は出ていない。各社は社員に不要不急の外出は避けるように指示しているほか、出張自粛も検討するなど冷静な対応に務めている。
インドネシアのテロ、日系企業も影響
2016/01/15 17:17 更新