中堅レディス、デニムアイテムを拡充

2016/01/18 06:00 更新


 中堅レディスアパレルメーカーは16年春夏物で、デニムアイテムを拡充する。ヴィンテージ加工による商品バリーションも差別化のポイントにして、上質なカジュアルを求める専門店の顧客を意識したデザインを揃える。


こだわりのディテール


 アイアは「ルーニィ」で、濃淡2種類のカラー展開でピュアインディゴ染めの商品を販売する。デニム本来の色合いにこだわり、ハンドクラフトによる微妙なニュアンスのヴィンテージ加工で上質なカジュアルを演出する。アシンメトリーなラップ風ボーイフレンドパンツ(1万7000円)や襟が取り外し可能なツーウェーGジャン(1万9000円)もある。デニムストレッチタイトスカート(1万5000円)は、インディゴデニムにバイオブリーチやボールタンブラー、クラッシュ加工などを施して表現するソフトな風合いが特徴。ウエストとヘムラインの断ち切りフリンジで70年代風のデザインを表現する。セルロース繊維「テンセル」・コットン混で上品な落ち感のあるデニムのシャツ(1万6000円)はカシュクールシャツとしても着用できるツーウェータイプ。これと共生地のデニムガウチョパンツ(1万7000円)もある。


変化するシルエット


 インブリードは「デニムパンツはシルエットや丈がシーズンごとに変化するアイテム」として、ファッションへのこだわりをもった「先物買いをする上顧客」に向けた企画を揃える。今春夏はボーイフレンドペグトップのセミクロップトパンツ(1万7500円)を投入する。生地は旧式織機で織った13・5オンスのセルヴィッチデニム。リジッド、ワンウォッシュ、ヴィンテージユーズド、ブリーチの4タイプで提案する。「丈は短めでシルエットをしっかり表現する。ロールアップするとフォルムを作りやすいデザイン」とする。


 ワイエムファッション研究所は「ヤッコマリカルド」で、リネンデニムのジョッパーズパンツ(3万1000円)を販売する。インディゴカラーの経糸、白い緯糸を使った綾織生地を使う。腰から腿部分にかけて広がり、裾をシェイプしたシルエットで、フロント部分の大胆なタックを特徴とする。共生地で膝下丈のバルーンシルエットパンツ(2万9000円)もある。



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