ららぽーと湘南平塚、売り上げ順調 足元商圏客に支持

2018/07/31 06:27 更新


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 三井不動産商業マネジメントが運営する大型SC、ららぽーと湘南平塚(神奈川県平塚市、店舗面積約6万平方メートル、約250店)の売り上げが順調だ。幅広い店舗構成と16年10月の開業から積み重ねてきた地域に密着した施策が足元商圏のファミリーを中心に支持されている。通年稼働した18年3月期の売上高は305億円で、当初計画を上回った。今期も7月まで前年実績を上回っている。

(有井学)

 売り上げは昨年12月から6月まで、休日が前年同月と比べて1日少なかった今年5月を除く全ての月で前年実績を上回った。5月も「ほぼ前年並み」(相馬展之所長)と健闘した。7月も6月29日に開始したセールが順調で、「前年超えは達成できる」見通しだ。近隣の大型SC、テラスモール湘南(藤沢市)とも開業時から「商圏とお客の利用目的などですみ分けができている」という。同SCが4月下旬に大型改装を実施した以降も、「MDに違いがあるため、売り上げに影響はない」という。

 1階の食品スーパー「食品館イトーヨーカ堂」を軸にした食物販のほか、雑貨や「ラウンドワン」を主体としたアミューズメント施設、「スーパースポーツ・ゼビオ」「モンベル」「コロンビア」などの1階に集積したスポーツ・アウトドア店などが好調だ。ファッションも「店舗によって違いはあるが、全体として伸びている」という。地域特性に合わせたMD強化策として、2階に作ったアクションスポーツ・ストリートブランドゾーン「ショウナン・シーサイド・ストリート」も「当初は苦労したが、地元の愛好者を中心に顧客が増え、安定してきた」という。

 商圏は足元の平塚市、茅ヶ崎市を軸にしながら、伊勢原市、秦野市、藤沢市などに広がっている。平日の駐車場利用料金を昨年7月から無料にしたことに加え、週末のファミリー向けイベントを強化していることが商圏の拡大につながっている。また、自社グループポイントカードの会員も順調に増えており、売り上げに占める利用率が「非常に高い」ことが売り上げを支えている。

 地域密着型施策も顧客作りにつながっている。3階共用部のコミュニティースペース「湘南ツリーハウス」では、テナントや近隣の学校などが企画したワークショップを中心としたイベントを年間110回ペースで実施、年間約4000人が参加しており、「地域の交流の場」として定着した。

 さらに、オフィシャルクラブパートナー契約を結んでいる地元のプロサッカークラブ、湘南ベルマーレと連携し、主催試合へ協賛や共同販促、地元小学生の試合への招待や街の清掃活動への参加など地域貢献活動を積極化し、成果を上げている。産業能率大学と協業でファッションショーを開くなど「スポンサー同士のつながりを生かした取り組みも増え、地域とのコミュニケーションが深まってきた」という。

 今後も「自施設だけでなく、地域全体が活性化する施策を他企業、行政とも連携して強化する」方針。また、自社カード会員とスマートフォンアプリの登録者を増やして顧客基盤を拡大し、「購買動向を把握して、サービス向上につなげる」考えだ。

3階の共用スペース「湘南ツリーハウス」は「地域の交流の場」として定着した

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