レスポートサックジャパン 仕掛け強め売り上げ堅調

2018/06/18 06:25 更新


 レスポートサックジャパンは米バッグブランド「レスポートサック」の販売が堅調だ。18年2月期売上高は前期比1%増、今春は3月が3.5%増、4月が6%増と順調に伸びている。

 主力の一つ、ポーチの伸びが寄与している。売り上げ構成比で3割近くになった。2000円台という手頃な価格で、買い替え需要もつかめている。昨年7月には主力のボストンとポーチを値下げした。17%ほど下げ、それ以降、数量ベースで25%前後の伸びとなっている。

 また、昨年は任天堂と協業した「スーパーマリオ」の企画や「メゾンドリーファー」との協業などがヒットした。今春も映画キャラクター「ミニオンズ」との協業品が人気になったほか、ザ・ハーシー・カンパニーとの「キスチョコ」、「星の王子さま」、風間ゆみえさん、「ポール&ジョー」などの協業を月ごとに店頭で仕掛けたことが売り上げに貢献している。

2月に仕掛けて好評だった「キスチョコ」協業企画

 店舗数は百貨店61、SC10、路面店2で昨年と変わっていない。ECの売上高は計画を50%上回っており、実店舗への送客にもつながっている。

 秋冬も有名デザイナーとの協業やキャラクター企画を予定する。春に発売した、デザインファスナーやカラーリングを特徴とし、アウトドア用途も意識した「アクティブコレクション」を拡充するほか、フェイクファー、ベルベットなど素材も広げ、店頭での訴求力を強める。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事