「ルイ・ヴィトン」は国際連合児童基金(ユニセフ)とのグローバル・パートナーシップを締結した。紛争や自然災害、伝染病といった様々な危険にさらされている子供たちの支援が目的。子供に寄り添い、保護や医療、安全な水、栄養、教育を提供する。子供の命と権利を守るために活動するとともに、定期的なプログラムを通して悲劇の根本となる要因を取り除く作業を進める。
支援キャンペーンのために13日、新作ジュエリー「シルバー・ロックイット」を世界の直営店と公式サイトで発売した。メゾン誕生の象徴といえるタンブラー錠前にインスピレーションを得たチャームが特徴。ペンダントとブレスレットが揃い、いずれも6万円。1製品の売り上げごとに200㌦を寄付する。
同時に、デジタルキャンペーン「#MAKEAPROMISE」を始めた=写真。「助けを必要とする子供たちを支援する」という約束に、多くの賛同を促すことが目的。賛同した著名人やインフルエンサーがガイド役としてピンキープロミス(指切り)をして写真を撮り、ハッシュタグを付けてSNS(交流サイト)に投稿し、自らの約束をシェアする。一般の人も直接寄付を行うか、シルバー・ロックイットを購入すると参加できる。
ルイ・ヴィトンのマイケル・バーク会長兼CEO(最高経営責任者)は、「最も弱い立場にある子供たちに本当の変化をもたらすため、ユニセフとともに取り組む」と述べた。ユニセフは「世間では知られていないものの長期にわたって壊滅的な影響を与えるサイレント・エマージェンシー(静かなる緊急事態)を浮き彫りにすることにもつながる活動になる」と期待する。
ルイ・ヴィトン、ユニセフと提携
2016/01/14 06:32 更新