フットサルプレーヤーの心拍数や運動強度などのバイタルデータ(生体情報)を解析し、〝ハッスル指数〟として目に見える化。運動量を把握し新たなトレーニング方法や効率的な管理などに生かす――NTT西日本と東急スポーツオアシス、ゴールドウインの3社が24日から、スポーツにおけるバイタルデータを活用した「スマート光フットサル」のサービスを開始する。
スマート光フットサルは、東レとNTTが開発した国内初の着るだけでバイタルデータを取得できる機能素材「ヒトエ」を使ったゴールドウインのウエアラブルデバイス「C3フィットインパルス」を着用し、NTT西日本が開発したゲートウエイアプリによるデータ収集機能を活用することで心拍数の変化や移動距離、移動速度などを収集・解析。
〝ハッスル指数〟として数値化し、専用のモニターやタブレットに表示することで運動レベルを見える化する。大阪・森之宮の東急スポーツオアシスもりのみやキューズモール店のフットサルコート利用者にウエアを貸し出し、体験してもらう。3月27日まで。20日にはINAC神戸レオネッサと同志社フットサルクラブ女子のエキシビションマッチも行われ、チーム全員のハッスル指数が表示された。
C3フィットインパルスを貸し出すゴールドウインの天清伸彦執行役員は「14年12月に発売し、トップアスリート中心に売れてはいるが、一般への普及はまだまだ。楽しみながらスポーツし、取得したデータをどう活用していくのか。普及策を考える機会にしていきたい」とビジネスチャンスへの期待を語った。