キャリア向けで勝負、岡山一番街改装

2016/01/22 06:19 更新


 JR西日本の駅施設を運営する山陽SC開発(岡山市)は岡山駅の地下街「岡山一番街」を2~4月に大幅に改装する。全体の2割に当たる40店ほどを刷新する。

  一昨年12月に隣接地に超大型SCのイオンモール岡山が開業し、その影響を受けているため、駅ビル施設を含めてテコ入れする。16年3月期は1ケタ台の減収ペースとなっているが、今春の改装により「元に戻すめどはほぼ立った」(押川正大社長)としている。

  岡山一番街は営業面積約8500平方㍍。ファッションを中心に80店強で構成する。イオンモール岡山の開業当初は大きな影響を受けたが、昨年2~3月からは落ち着いてきた。来店客数は一時期は大幅な増加となったが最近では微増傾向となっている。

  テナントでは、イオンモールと競合するヤングカジュアル系やメンズが落ち込んだが、OLキャリアなど大人の女性を対象とした店舗は健闘している。

  そのため、今春の改装ではヤングカジュアル分野は縮小し、メンズ単独店はレディス・メンズの複合にする。服飾雑貨店を拡大し、オーガニックコスメなど顧客層に合わせた新規テナントを導入する。

若者向けの店舗を入れ集客を改善する「さんすて岡山」

続きは繊研新聞で



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事