シャープは、55インチ16面マルチ画面の8K映像表示、80インチの高精細インフォメーションディスプレー、バーチャルフィッティングなど、最新のディスプレーやコンテンツ技術をファッション業界などに向けて提案している。このほど「エコ&ビジネスソリューションフェア」を都内で開催し、多数の来場者でにぎわった。
アパレル業や専門店の販促支援ではAR(拡張現実)を用いたバーチャル・フィッティング・ソリューションを披露した。等身大の大型モニターを使い、パソコンやタブレットに取り込んだ衣服をワンタッチでモニターに映し出し、自由自在に試着を楽しめる。
インフォメーションディスプレーでは、公共空間や商業施設などに向けて、広色域の直下型LED(発光ダイオード)バックライトを搭載し、細かい文字や地図も詳細に映し出す80インチの高精細4Kモデルのほか、個店の店頭にも簡単に設置できる43インチのディスプレーなどを打ち出した。
43インチのインフォメーションディスプレー(11万円前後)は、静止画や動画を記録したUSBメモリーを本体に挿すだけで自動的にコンテンツの再生ができる。1000を超える無料のテンプレートを準備したコンテンツ作成サービスを使って、手軽にオリジナル動画を作製できる。
このほか、大型画面を水平状態からギザギザに配置したり、鏡を用いたマルチ画面什器の提案など、ディスプレーの新しい使い方も提案した。
同フェアは2月に大阪と名古屋でも開き、東京と合わせて約3000社・5000人の集客を見込む。
シャープの多彩なディスプレー提案
2016/01/26 06:00 更新