《データを読み解く》15年訪日観光先 静岡・熱海が伸び率1位
「爆買い」が15年流行語大賞に選ばれるなど、インバウンド(訪日外国人)需要が日本経済を大いに沸かせた一年だった。楽天の「15年訪日旅行先ランキング」によると、伸び率1位は「静岡県・熱海」となった。東京、富士山・箱根、京都、大阪を巡る「ゴールデンルート」外の人気が高まっている。
熱海は温泉だけでなく、海や海の幸、1年を通して楽しめる花火大会などイベントも豊富で、神社や商店街など、日本独特の観光スポットも多数あるため。2位は「福岡市・糸島」、3位は「北九州市内」。福岡県は全体で前年比32.9%増と急増、特に中国人の爆買いでにぎわうキャナルシティ博多のある福岡市エリアの予約が増え、周辺にも波及した。4位の長野県軽井沢周辺は、アウトレットモールや旧軽井沢の商店街など、観光客向けのショッピングスポットが充実していることが要因だ。
■15年訪日旅行先ランキング 楽天トラベルで外国語ページを設けている全国約1万8000施設での予約実績をもとに算出