オリジナルを主力とするレディスセレクトショップ「ソアリーク」をファッションビル・駅ビル主体に出店するソアリーク(東京、枳殻孝志社長)は16年春夏、プロパー消化率を高め、既存店売り上げを上げるためのMD改善にさらに取り組む。
15年春夏と秋冬に引き続き、品番数を絞り込み、「売りたい商品をより明確にする」(枳殻社長)。さらに、15年秋冬物展示会からは、来場した読者モデルやブロガーなどが気に入った商品を投票し、その結果を仕入れ・生産計画に反映させる施策を開始した。MDの精度を高める狙いで、16年春夏物でも継続する。15年秋冬物展示会では約100人の声を集め、「人気上位品番はすぐに完売した」という。16年春夏物では約150人に増やした。
16年春夏物はワンピースを中心に、刺繍やオーガンディのレース、膨れジャカードなど「上品で、見た目で価値の高さが伝わる」素材や、オリジナルのプリント柄を使った商品を充実した。
読者モデルやブロガーなどにも、国内のケミカルレースを使ったワンピース(2万7000円)やフランスのラメ入り膨れジャカード生地を使ったスカート(1万5000、1万7000円)、チュール地に刺繍をして立体感を出したスカート(1万8000円)などが「好評だった」という。