障害のあるアーティスト作品でOEM

2016/01/25 06:00 更新


 豊島は16年春夏、障害のあるアーティストが生み出した作品をあしらったウエアや雑貨のOEM(相手先ブランドによる生産)供給を開始する。エイブルアート・カンパニーとの協業で、アーティスト94人による、個性あふれる絵画やイラスト、書をデザインとして使えるスキームを確立。「障害のある人の新しい仕事を作り、誰もが自分らしく生きていける社会を実現したい」としている。

 供給の手法は主に二つで、一つが作品のデジタルデータの使用。エイブルアート・カンパニーがウェブサイトで公開しているアーティストの登録作品(絵画、イラスト、書など)を使い、豊島がアパレル、小売店にウエア、雑貨を提供する。もう一つが描き下ろし作品のオーダーで、顧客の希望するイメージに応じて、アーティストに依頼。描き下ろされた作品をもとに商品化する。

 エイブルアート・カンパニーでは、カンパニーアーティストと呼ぶ録作家が現在94人いる。作品は9051点を数え、毎年公募で新たなカンパニーアーティストが加わっている。

 

エーブルアート+カミジョウミカ
個性あふれる絵画やイラスト、書が豊富に揃っている(カミジョウミカさんの作品)

 



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