JR川崎駅東口の地下街、川崎アゼリア(運営・川崎アゼリア)は全面改装を完了し、16日にグランドオープンした。本格的な改装は86年10月に開業して以来初めて。約60億円を投資し、商環境の変化と足元商圏の居住者、就業者の増加に対応する。改装オープン初年度の16年度売上高は約165億円(改装前約140億円)を計画、「早期に200億円を達成し、その後は最盛期の240億円を目指す」(木場田文夫社長)という。
昨年7月31日に第1期として、食品スーパー「ザ・ガーデン自由が丘」や総菜、スイーツ、ベーカリーなど69店で構成する食物販ゾーン「デリチカ」がオープン。第2期は16日にファッション・雑貨、趣味・サービス主体の新ゾーン「ライフグラン」に57店(うち新店35店)、飲食店の新ゾーン「グルメッセ」に37店(新店16店)がオープンした。
ライフグランは大人の女性や駅周辺で働くビジネスマンが中心顧客対象。インテリア・生活雑貨「ウニコ」と服飾雑貨「プレイヤーズ」を隣接して配置、周辺にアクセサリー主力「イノセンス」のほか、東京・六本木、恵比寿などに店舗を持つイタリアンカフェ「アンティコカフェ・アルアビス」を入れた。服飾雑貨、コスメなど9店を店舗間の仕切りを設けずに集積したゾーンも作った。
ファッションではレディス「フェンネル」「アズノゥアズドゥバズ」やインポートセレクトショップ「バロン」など、趣味分野ではペットファッション「ペットパラダイスプラス」、書籍・文具「未来屋書店」などが出店した。グルメッセは幅広さを出しながら、女性客や夜の飲食需要への対応を強化、バーやバルを充実した。