サマンサタバサジャパンリミテッドは3月16~22日、130周年を迎える伊勢丹新宿本店と連携し、5フロアで大型イベントを行う。日本の有力百貨店でプロモーションを打つことで〝日本発世界ブランド〟を目指す。
伊勢丹新宿本店と取り組み、イベントスペースを活用し多フロアで同時に催すことでサマンサタバサグループの提案を強力に発信するのが狙い。テーマを「夢-ドリーム-」とし、総合プロデューサーにデザイナーの三浦大地氏を起用した。各フロアを統一して〝コラボレーション〟で共通させ、各企画ごとに協業商品を揃える。
1階の「ザ・ステージ」では米国のモデル、ミランダ・カーさんと協業し、今シーズンにデビューする新シリーズ「ミランダ・カー・フォー・サマンサタバサ」を披露する。同シリーズは時期ごとに型や色を分けて販売する予定だが、ここでは全型全色を揃える。
同店限定の白黒企画も販売する。色彩が楽しめる「ドレスキャンプ」と「サマンサタバサ」、「サマンサキングス」の協業バッグラインも出す。新たにサマンサミューズ(イメージキャラクター)に就任したモデルの中村アンさん、スタイリストの佐々木敬子さんとの協業商品も提案する。
2階ではレストローズの〝フェミニンモード〟をテーマにした今年の新ブランド「トゥレスト」デビューの場とし、これまでよりも大人っぽい上質服を提案する。
5階のリビングフロアではスタイリスト山脇道子さんがプロデュースする「ドリームサマンサルーム」を販売する。ルームウエア、リネンカバー、バッグ、陶磁器などの協業商品を揃える。6階では親子で使えるシェアバッグ、バッグ柄を転写プリントしたおけいこバッグ、ドレスなどキッズ関連商品を提案、購入プレゼントとしてワッペンも配布する。同社がリビング、キッズの商品群を提案するのは初めて。今回の反応を見ながら、今後の事業の可能性も検討していく。
地下1階では「サマンサタバサスイーツ」とパティスリーエチエンヌ(川崎・新百合ヶ丘)が協業し、特設スペースを設けスイーツを販売する。立体ショコラ、フィナンシェなどを用意し、限定スイーツも揃える。
このほか、屋上ではファッションショーなどを行い、1階路面のショーウインドー14面で提案商品を展示する。