三陽商会は「エポカ」のレディスで、管理職を中心とするエグゼクティブ女性を主対象とする新コンセプトショップを開発した。1号店は9日、高島屋新宿店のエポカのショップを改装してオープン。これを皮切りに18年までに10店に増やす。同社は18年度にエポカの売上高150億円(メンズを含む)を目標に掲げており、新コンセプトショップを含めブランド拡大を加速させる。
エポカはこれまでデイリーウエアとオケージョン対応がメーンだったが、14年秋からリブランディングに向けたMDの検証に着手した。ブランドのアイコンアイテムとしてテーラードジャケットを中心に期間限定店でアピールした結果、働く女性客からのニーズが大きかったため企画編成を改めることにした。
新コンセプトショップでは、ビジネスシーンの〝ワーキングライン〟(スーツで10万8000~19万8000円)と社交場などドレスアップシーンに対応する〝ドレスライン〟(ドレスで6万9000~9万円)を重点企画とした。雑貨はバッグを中心に強化。雑貨の売上高構成比は現在8%だが、今後15%に高める。