TMDが香林坊109を全面改装、4月開店

2016/02/05 18:46 更新


 東急モールズデベロップメント(TMD)は金沢市香林坊で運営する商業施設「香林坊109」を全面改装し、「香林坊東急スクエア」として4月下旬にオープンする。従来は渋谷109と同様に、ヤングレディスブランドを中心に構成してきたが、ヤング市場全体の低迷と香林坊エリアへの来街者のニーズの変化を踏まえ、「高感度な男女に向けた上質なライフスタイルを提案するSC」に刷新する。

 改装は春と秋の2段階で実施する。春は全フロア(地下1階、グランドフロア、地上1~4階)のうち、地下1階と地上1~2階を刷新する。

 中心テナントとして、北陸3県(石川、富山、福井)で初出店となる「ユナイテッドアローズ」が入ることが決まった。さらに、地元の「うつのみや書店」が本店機能を移転してオープンする。外装も全面刷新し、「金沢の街並みや自然と調和するアースカラー」に変える。

 香林坊109は東急電鉄、香林坊第一開発ビルなど計36の地権者が所有するビルに85年9月に開業した。商業ゾーンの賃貸面積は約1万2457平方㍍。これまでも店舗構成の見直しを進めてきたが、「香林坊エリアの魅力度をさらに高め、街全体の活性化につなげる」ため、全面改装を決めた。

 東急スクエアは地域密着型SCで、TMDは八王子(東京都)、青葉台(横浜市)、武蔵小杉(川崎市)のほか、東京・田園調布に東急スクエアガーデンサイトとして運営している。



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