記者の目

【記者の目】子供を取り巻く社会問題に向き合う 継続性ある真の支援を

2021/07/05

 子供の7人に1人が貧困状態にあることをご存じだろうか。厚生労働省が昨年発表した19年国民生活基礎調査によると、等価可処分所得の中央値の半分に満たない世帯で暮らす子供の貧困率(17歳以下)は、18年で13.5%であ...

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【記者の目】主流になるサステイナビリティ― トレーサビリティー証明が価値に

2021/05/05

 あらゆる産業界がSDGs(持続可能な開発目標)に向かって本格的に動き出している。繊維・ファッション業界も国・地域によってスピード感に差はあるものの経営の大きな方向性はサステイナビリティー(持続可能性)の追求だ。そ...



【記者の目】市場規模の縮小止まらない百貨店 コロナ禍で構造課題浮き彫り

2021/05/03

 百貨店業界が厳しい状況に立たされて久しい。売り上げの3割を占める衣料品の低迷や若年層対策、ICT(情報通信技術)活用の遅れなど様々な要因が重なり、苦戦してきた。昨年からのコロナ禍によってその課題はより浮き彫りとな...



【記者の目】FB業界で高まる人権課題への関心 NAP契機に一気に進む期待

2021/05/01

 今年は「国連ビジネスと人権の指導原則」の公表から10年。昨年10月には、日本版の「ビジネスと人権に関する国別行動計画」(NAP)が発表された。企業にとって重大なリスクともなる人権への取り組みが、SDGs(持続可能...



【記者の目】DtoC戦略加速するスポーツメーカー EC注力し卸売事業改善

2021/04/29

 国内スポーツメーカーはDtoC(メーカー直販)戦略を加速している。世界的なコロナ禍により取引先小売店をはじめとする店舗休業などからEC売上高が伸びたが、収益性の低い卸売事業を改善したい意向だ。コロナ禍が長引く中で...



【記者の目】コロナ禍で多様化するSNS活用 最適手段で情報伝達

2021/04/12

 新型コロナウイルス感染拡大以降、国内のファッションブランドや小売店のSNS活用が多様化している。記者の体感では、動画の「ユーチューブ」や文章主体の「ノート」を利用する企業・個人が増えた印象を持つ。21年1月末以降...



【記者の目】コロナ下で広がるウェブ接客 顧客満足度を高める

2021/03/15

 コロナ禍で、各社がデジタル化を推進している。その中でも大きな変化の一つとなっているのが、ウェブ接客だ、昨年4、5月の緊急事態宣言下での店舗休業を受け、欠かせないコミュニケーションツール、または販売チャネルとしての...



【記者の目】SNS時代に求められるスポーツ販促 作り手のリアル感じる仕掛けを

2021/03/14

 従来のスポーツマーケティングの主流は、トップアスリートと契約し、自社製品を着用した選手の活躍をてこにブランドの認知やイメージを高め、販売促進につなげるものだ。しかし、SNSなど個人で発信できるデジタルツールの浸透...



【記者の目】苦境にあるアパレルメーカーの卸ビジネス 売り先は既成概念捨て目線変える

2021/03/13

 アパレルメーカーの卸ビジネスが苦境に立っている。コロナ禍前から売り上げや売り先の縮小、代金回収の低迷など、課題山積だったところにコロナがのしかかってきた。展示会を開いて注文を取り、時間をかけて納品するのはオールド...



【記者の目】危機的状況の革靴の国内生産  モノづくりをデザインして価値共有を

2021/02/11

 コロナ禍で革靴の国内生産の拠点が今までにない危機的状況に陥っている。4~5月に小売店が休業して以降、消費の戻りが鈍く、在庫過多で注文が入ってこない。東京・浅草では、メーカーの廃業や経営統合が相次いでいる。一方で、...