英国発のメンズとレディスのファッションブランド「オールセインツ」は東京・原宿に、期間限定の路面店をオープンした。7月3日までの約5か月間運営する。今春にはECサイトを開設し、直営店出店も視野に入れている。
店はキャットストリート沿いにオープンした。メンズとレディスの2フロア。コンクリートの無機質な空間に、レザーアイテムやコートなどの今すぐ着られるアイテムが揃う。
同ブランドは英国や米国に続き、一昨年からアジアでの事業展開を開始。昨年末から日本でも運営を始めた。15年11月18日から12月30日までは、大丸心斎橋店で日本初の期間限定店をオープン。まだ知名度が低いなか、客の反応も良く予算をクリアした。
特に売れたのはライダーズジャケット。色や丈、シルエットや襟の形などデザインが豊富で、メンズ、レディスともに15型から20型揃うため、”ライダーズ難民”がSNS(交流サイト)で話題になるなか、好きなタイプが見つかると評判になったという。
売れ筋は、黒いスタッズを飾ったラムレザータイプ。6万円台前半の価格帯と、軽くて柔らかい質感が受けた。ほかに、バッグやコートも好評だった。
ブランドを運営するオールセインツ・ジャパンは今春、ECサイトを開設する。山﨑元ジェネラルマネジャーは、「日本市場が低迷する時期に参入するのだから、まずはしっかり立ち上げることを重視する」とし、日本でのテストマーケティングとして期間限定店を出店していく計画だ。
その後は百貨店やファッションビルにインショップの出店を進める計画で、直営店も視野に入れていく。売り上げは3、4年で100億円の大台を目指す。
オールセインツ、原宿に限定の路面店
2016/02/10 10:29 更新