クロスプラス、 4期ぶり営業黒字

2016/03/12 09:31 更新


 クロスプラスの1月期連結決算は、売上高が729億7800万円(前期比0.6%減)、営業利益2億2800万円(26億1700万円の赤字)だった。連結での黒字は4期ぶり。

 製造卸売りグループの売上高は651億9800万円(4.2%増)。本体の製造卸事業が専門店チェーンや中堅量販店、無店舗販売に対して好調で615億2600万円(3.5%増)となったほか、子会社のスタイリンクも30億円(12.1%増)と伸ばした。

 不採算部門の改廃や商品見直し、見切り販売を減らした結果、粗利益率は17.4%(2.0ポイント増)になった。物流拠点集約による物流費の削減、東京事業所のフロア縮小などで販売・管理費を減らし、営業利益は9億9400万円(前期は10億900万円の赤字)と黒字転換した。

 商談精度を高め、余分な作り込み、早期売り切りを徹底し、年間の在庫回転日数は31.8(9.6回転増)と大幅に向上した。販売枚数は5013万枚と約82万枚減っているが、販売単価は68円増の1287円となった。

  SPAグループは「リズリサ」売却が響き、売上高79億4800万円(27.4%減)、7億8300万円の営業赤字(16億3800万円の赤字)だった。リズリサを運営していたヴェント・インターナショナルは1月末で解散した。



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