阪急うめだ本店 ビューティー事業をさらに拡大へ

2018/07/13 06:29 更新


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 阪急うめだ本店は、ミレニアル世代(80年代から00年前後に生まれた世代)やZ世代(90年代後半~00年生まれ)の獲得を主な狙いとする化粧品の新業態「阪急ビューティースタジオ」を立ち上げる。8月24日に、本店近隣の阪急三番街南館1階に1号店を開設する。本店化粧品と阪急ビューティースタジオ、子会社のエフ・ジー・ジェイが運営するセミセルフ型コスメセレクト店「フルーツギャザリング」、ECサイト「阪急ビューティー」など多業態・多チャネル戦略で、阪急本店を軸とするビューティー事業のさらなる拡大に取り組む。17年度で320億円となった同事業を21年度には500億円規模にまで伸ばす方針だ。

(吉田勧)

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アドバイザー配置

 阪急ビューティースタジオは、別館を含め店舗面積370平方メートルで、「イヴ・サンローラン」「M・A・C」「ジルスチュアート」「クリニーク」など18ブランドを展開する。基本はセミセルフ型だが、阪急阪神百貨店の従業員約10人のほか各ブランド1人ずつのビューティーアドバイザーを配するのが特徴だ。

 百貨店化粧品売り場では通常30分強というカウンセリング販売の時間を、同店では約10分間で完了する「新しいカリキュラム」を導入する。国内外を問わず10~20代では簡易カウンセリングへのニーズが高いとみている。顔認証技術を活用したバーチャルメイクの「ユーカムメイク」も設置する。また、ヘアアレンジなどの「メイクアップライフ」や、ネイルサロン「ネイルズユニークアルティミッド・エクスプレス」、カラーコンタクトレンズのバーチャル試着もできる「ダズショップ」コーナーも設ける。

 ショップの向かい側にある約35平方メートルの別館は1ブランド特化の期間限定店として活用する。年間10億円の売り上げを見込んでいる。

スキンケアサロンも

 阪急本店の化粧品は、コアフロアと位置づける2階のほか、ヤング層の獲得を主な狙いに3階で「ディオールバックステージストゥーディオ」「サボン」などを集積展開し、6階でも40~50代を主な対象にキャビン併設型を中心にした化粧品売り場を設けている。今春、「シスレー」「ヘレナ・ルビンスタイン」などを導入し、6階化粧品は9ブランドとなった。

 また、隣接する阪急グランドビル19階にヘアサロン、エステティックなど五つの体験型サロンを集積した「阪急ビューティーサロン」を3月に開設している。これらは、コアフロアの混雑緩和と新規客層の獲得、および既存顧客への対応強化を狙いに取り組んできた。

 「特化したサービスを提供するスキンケアサロンを2階とは別階にしっかりと作る必要がある」(森井規文阪急阪神百貨店取締役専務執行役員)としており、本店化粧品売り場もさらに広げる計画だ。

海外進出を視野に

 阪急本店化粧品の拡大やビューティー専門店の外部出店は「成長分野である化粧品の国内ビューティー戦略をもっと強いものにしていく」(同)ためだ。ビューティー事業の17年度売上高は、阪急本店が270億円、フルーツギャザリングやECサイトが50億円で、合計売上高は前年比26%増の320億円となった。

 ECサイトをプラットフォームに位置づけ、ECとリアル店やリアル店舗間の相互送客策にも取り組み、さらに事業を拡大する。阪急ビューティースタジオは、大阪・梅田でのさらなる出店など関西を中心とする西日本エリアで年間1、2店ペースの出店を見込んでいる。1店平均売上高2億円規模のフルーツギャザリングは現在20店で、今後数年間で50店程度まで拡大する。

 21年度には、阪急本店が350億円、EC、フルーツギャザリング、阪急ビューティースタジオで計150億円とし、ビューティー事業売上高を500億円規模に成長させる計画。このほか、今秋冬に出店する寧波阪急のある中国・浙江省などでの阪急ビューティースタジオの海外進出も視野に入れている。

阪急ビューティースタジオの内観イメージパース

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